詩
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詩
海へ
ああ
進化論の 空しさよ
いちばん進化をした きみが
たったひとりで 泣こうとはきみはなみだに かえるだろう
きみはなみだに かえるだろうふいに零れた
ひとしずくの 海へ -
詩
もうひとつの
きえそうになるたび
きえたくなるたびかさなりあって
光って手をのばしたら きっと
愛に届いてもうひとつの約束を
ひっそりと果たす -
詩
花
花が散って
さみしさが咲いて
その花に
救われる 日々の失われたことで
見えるようになった
景色によって
失われた傷が
癒やされる ことの自分 という
存在のふしぎ -
詩
風
吐息がことばに
なっただけことばが風に
なっただけ風がだれかの
歌として頬を優しく
撫でただけ -
詩
およぐ
息つぎ
するようにやさしさに
ふれるたどりつく
ばしょがどこかも
わからないときどき
ふれるぬくもりに
抱かれおよぎ つづける
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詩
愛
愛されている
というものを
丁寧につかんでゆくそうしてひとはかろうじて
愛するように
生きられるのではないか背の高い
草花と 空と -
詩
ふたつの夜
ぼくはよく思う
夜がもうひとつあったらいいのに
と夜がもうひとつあったら
ひとつは暗闇のための夜にもうひとつは
だれかのことを
ただ遠い灯りのように
おもうための夜に夜はきっと
ふたつ必要なのだぼくらはさがしている
もうひとつの夜を夜を包む
あたたかな夜を -
詩
約束
海の底に沈んでしまった歌を
ちゃんと拾いに戻る約束